計算の定着に悩まなくてよいことは、親にとって大きな価値でした
そろタッチを続けたミラは、一桁の計算を覚えることに苦労せず、数の合成・分解や10のまとまりも自然に扱っています。小2の現在、計算速度は大人の私を超えています。
一方、ルミは小1から小4頃まで、さまざまな計算プリントを繰り返しました。それでも一桁の足し引きの間違いがなかなかなくならず、2年ほど課題として感じていました。
そろタッチを毎日続けさせることにも負担はあります。それでも、計算を定着させるために何年もプリントへ付き添う負担を考えると、取り組ませる価値は十分にあったと感じています。
姉ルミと妹ミラの計算学習
現在は小5と小2なので、学習済みの内容をそのまま比べることはできません。ここで比較するのは、難しい単元をどこまで学習したかではなく、同じ低学年頃に基礎計算をどのように身につけたかです。
| ルミ | ミラ | |
|---|---|---|
| 現在 | 小学5年生 | 小学2年生 |
| 主な計算学習 | 市販教材・家庭で作ったプリント | そろタッチ |
| そろタッチ | 小2で短期間、J8頃まで | 年中から約2年半、現在U4 |
| 指を使った計算 | 小3頃まで見られた | 最初からほとんどなし |
| 一桁の計算 | 定着まで長くかかった | 大きな苦労なし |
| 現在の計算 | あまりのある割り算50問を練習中 | 大人より速い暗算力 |
| 親が感じる課題 | 計算速度と正確性 | 現時点では特になし |
ルミは小1から、さまざまな計算プリントを続けました
ルミは幼児期から低学年にかけて、市販の『小学基本トレーニング 計算』、100マス計算、山本塾のドリルなどを使って計算を練習しました。
新しい計算方法は、私がテキストを使って教えました。その後、計算を速く正確にできるようにするため、繰り返しプリントへ取り組ませました。
19種類のオリジナル計算プリントを作りました
家庭で作ったExcelには、足し算・引き算・掛け算・割り算のランダム100問、穴あき問題、苦手な足し引き、九九の答えから掛け算の組み合わせを考える問題など、全部で19種類のプリントがあります。ルミはすべての種類に取り組みました。
足し算は、1+1から10+10までの組み合わせを網羅した100問です。目標時間は1分30秒に設定していました。

このようなプリントを、小学1年生から小4頃まで継続しました。単純計算を繰り返し、答えを素早く思い出せる状態を目指していたため、学習方法としては暗記に近かったと思います。
一桁の足し引きを間違えなくするまでが大変でした
これだけ繰り返しても、ルミは一桁の足し引きを間違えることがありました。小3頃までは、指を使って数えることもありました。
一桁の計算を間違える状態を直すことは、2年ほどわが家の課題でした。100マス計算や山本塾のドリルも、続けることで一定の速さにはなりました。
ただ、タイムを縮めるためには、集中して取り組ませなければなりません。ルミ一人に任せると速さを意識して取り組むのが難しく、私が横についてプリントを見なければならないこともありました。
計算内容を教えること以上に、集中して速く解かせ、その練習を継続することに負担を感じました。
小5の現在も、あまりのある割り算50問に取り組んでいます
現在は『陰山メソッド 徹底反復 算数プリント 小学1〜6年』に収録されている、あまりのある割り算50問に毎日取り組んでいます。
「基本わり算①〜④」を使い、それぞれ同じ番号を2回ずつ解いています。目標は50問を3分以内で解くこと。現在は3分30秒ほどかかっています。
一桁の計算から始め、100問プリントを何年も続け、現在も50問の割り算を練習していることを考えると、基礎計算を定着させるために親子でかなりの時間を使ってきました。
ルミも小2で、そろタッチに取り組みました
実はルミも、ミラがそろタッチを始めた時期に一緒に取り組んでいます。当時、ルミは小学2年生でした。
1日4ミッションを目標に進め、記憶ではJ8頃まで到達しました。ただし、過去の学習履歴は残っていないため、正確なステージは確認できません。
ルミはJステージでも一定数の間違いがあり、期待したペースでは進みませんでした。当時は学校より先の計算をプリントで学習していたため、そろタッチよりもプリント学習を優先することにしました。
ルミは小2で短期間経験してやめ、ミラは年中から約2年半継続しました。この記事では、この継続期間と学習方法の違いを比較しています。
続けていれば、計算学習は楽になったかもしれません
当時の判断が完全に間違っていたとは思いません。プリントなら学校で使う計算方法を直接練習でき、短期間で先取りすることを優先するなら進めやすく感じました。
一方、現在までのルミの計算学習を振り返ると、小2でそろタッチをやめずに続けていれば、その後の負担は軽くなったかもしれないとも思います。
そろタッチで数の合成・分解や5・10のまとまりを繰り返し扱い、数をまとまりとして捉える感覚を作れていれば、計算の定着も違っていた可能性があります。
ただし、ルミはそろタッチでも間違いがあり、期待した速さでは進みませんでした。続けていれば必ずミラと同じ暗算力になったとはいえません。
ミラは、最初から指を使わずに計算しています
ミラは、そろタッチ式の計算から学び始めました。そのため、数字を一つずつ指で数えるのではなく、最初からタブレット上の珠を使って計算しています。
現在は数字を見ると、頭の中にそろタッチのボードと珠が浮かび、珠の変化を瞬時に処理して答えを認識しているように見えます。
ミラは、一桁の足し引きや九九を覚えさせるために、家庭で大量のプリントを用意する必要がありませんでした。
小2の現在、単純な四則演算の正確性は高く、学校の計算も苦にしていません。計算速度は大人の私を超えています。現時点で、計算力や数量感覚について特に課題は感じていません。
2桁10口を約10秒で解いた結果や、31か月分の正解率は「小2・U4の暗算力を検証した記事」で紹介しています。
姉妹の差を、すべてそろタッチの効果とは断定できません
ルミとミラは別の子どもです。性格、集中力、得意な学習方法も違います。現在の学年も小5と小2で異なります。
ルミが計算で苦労し、ミラが高い暗算力を身につけた理由を、すべて教材の違いだけで説明することはできません。
それでも、同じ家庭で二人の計算学習を見てきた親として、学習方法による違いは大きかったと感じています。
紙の問題を何度も解き、計算を暗記する
数をまとまりとして頭の中で処理する
速さだけでなく、合成・分解にも違いを感じる
計算力で悩まなくてよいだけでも、親の負担は軽くなりました
そろタッチも、タブレットを渡せば子どもが勝手に高い暗算力を身につける教材ではありません。
ミラも始めた頃は、私が声をかけ、隣で操作方法を確認しました。難しい問題で泣く日もあり、S11では約11か月停滞しました。毎日続けさせる声かけや、つまずいたときの対応は必要です。
ただ、ルミの計算学習では、プリントを準備し、時間を計り、集中して解く様子を横で見て、間違いが定着しないよう何年も繰り返しました。
両方を経験した今、私はそろタッチの方が、計算力を身につけさせるための親の負担を軽くできたと感じています。毎日の声かけは必要でも、計算の定着方法そのものを親が考え続けなくてよいことは、大きな違いでした。
ミラが疲れて間違えたり、クリアできず泣いたりするときの対応は「そろタッチを嫌がる・泣くときはどうする?」で紹介しています。
そろタッチは、計算力と数量感覚の土台づくりに価値がありました
そろタッチだけで、算数のすべてができるようになるわけではありません。文章題、図形、思考力、考え方を説明する力は別に学ぶ必要があります。
それでも、計算のたびに指を使う、一桁の足し引きを間違える、九九がすぐに出てこないといった状態を減らせれば、その後の算数学習は進めやすくなります。
計算で悩まなくてよいことは、子どもだけでなく親にとっても大きな価値があります。
そろタッチ全体の感想は「2年半続けた本音レビュー」を、始める年齢については「年中から始めて分かった適齢期」をご覧ください。


